観察レポ =ムラサキシャチホコ=


14.6.17


16日の散策中、オニグルミを見ていたら… もしやの幼虫を発見。

その時の模様は
こちら から.....

こういう時のために、幼虫の雰囲気を頭にインプットしていて、

自宅近辺でオニグルミがある場所もリサーチ済だった。

たぶんそうだろうとお持ち帰りし、帰宅後確認すると、

情報は少ないながらも間違いないようだ。


できれば卵からやってみたいけど、この種はちょっと難しいかもしれない。

今回、まずは幼虫からやってみたいと思う。

4齢、もしくは終齢になったばかりくらいじゃないかな?







14.6.18


本日未明、観察しているとちゃんと葉をバリバリ食っていた。

食事が終了したところで撮影しておいた。







今晩、なぜかケースの下を歩き回っていた。

えっ? 蛹化? まだ小さいじゃん…

体が伸びてる状態でも30oあるかないか。

親は小さいけど、もう少し大きくなるんじゃないの?

とりあえず葉に移したらそのまま落ち着いた。

もう少し様子を見たい。














14.6.25


長期遠征の都合で更新は遅くなった。

昨晩長旅から帰ってくると、管理していたカミさんから告げられた。


「なんか変なのが出てきてる…」


昨日まで幼虫がいた葉に白い塊のようなものがあって、幼虫は下に落ちていると…

一応、カビっぽかった?と聞くも、カビとは違うっぽいというので確定か?

我が家では初となる、寄生バチが宿っていた疑惑…



帰宅してすかさずチェック…

グロいのが嫌な人は、ここまでにしておいた方がいいかも…



















6一応顔は伏せましたが… 黒い脱出痕がたくさん


40以上ある寄生バチの繭 終齢になった時の脱皮殻(右上)が虚しい…


溺れてしまった寄生バチの幼虫


こういうことが多いから、できれば卵からやりたいんだけど…

ムラサキシャチホコは羽化までいってほしかった。

また機会があったら、めげずに幼虫でも再チャレンジしてみたい。





14.6.29


どんなヤツが出てくるか、一つの繭だけ手元に確保しておいた。

本日未明、早くも羽化していた。 早いなぁ…















種類までは調べないけど、こんなヤツでした。

管理していたケースも見てみると、たくさんの寄生バチが羽化していた。

こいつらは全滅するまで保管する。


で、1個体だけ動きがやたら早いのがいたのでよく見ると、小さめの寄生バエまで宿っていたようだ。

そいつの画像はちょっと撮れそうもないけど…





   
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14.9.12


リベンジの時…

本日の散策で、まだ小さいムラサキシャチホコの幼虫がいた。 3齢くらいかな?

できれば今年のうちに再挑戦したかったけど、運よく見つけることができた。












散策レポ475 に、別ショットの画像もあります。

羽化は来春と思われるけど、寄生されていないことを願って、楽しみに育ててみたい。


で、同時にもしかしたらムラサキシャチホコの卵?というのがあったので持ち帰ってみた。

ネットで調べてみても、この種の卵の画像が見当たらない。

イメージは緑だし、ちょっと大きいかなと思わなくもないけど、一応これも観察してみる。








14.9.14


家の近所にオニグルミの木を確認していたけど… あれれ、ないよ〜(汗)

ちょっと離れた場所にもあるようなので、近々とりに行かなくては。

バリバリ食っているけど、けっこう劣化してきている。









14.9.18


小さい体ながら、大きなオニグルミの葉をバリバリ食っていたが、昨日は全く食わず…

脱皮が近いんだろうと思っていたら、今朝無事に脱皮していた。

30oくらいになったけど、これで終齢っぽい雰囲気がする。 しかし、頭でかっ!

寄生されておらず、無事にいってくれることを祈る。


しっかりシャチホコってポーズをとってる。










14.9.20


ちっちゃいのによく食うわ… 一日で葉っぱ一枚食っちゃう。

大きいよ、オニグルミの葉っぱって…

遠征で数日家を空けるので、ちょっと多めに葉をとってきた。

帰るまで蛹化はしないと思うけど、大きくなってるんだろうな。


ケースを大きいのに変えたので、その際に撮影した。







ちなみに、卵は孵化しなさそうだ。 きっとムラサキシャチホコの卵ではなかっただろう。





14.9.24


終齢で5〜6日くらいはいるだろうと思っていたら、遠征に出ていた21日の夕方に自宅から電話があり、

「幼虫が真っ黒になって糸吐いてるよ〜」 と…

前蛹時に真っ黒になるのは事前にわかっていたけど、終齢に脱皮して3日でなるか〜。

ケースの外から写真を撮っておいてと頼んでおいた(下画像)。







画像がクリアでないのはご了承ください…

24日未明に帰宅した時にはすでに蛹化していた。

色の感じから、蛹化して数時間といった雰囲気。









抜け殻が見事に残っていた。 しっかりシャチホコってるね〜


本日午後、濃いあずき色になった蛹の姿を撮影。

その際、クネクネと動いていたので、寄生は大丈夫と思いたい。

羽化は春以降になるのかな? 長いけど楽しみに待ちたい。










14.10.5


春まで羽化はお楽しみと思っていたが、ちょっと目をやると…







あれれ、羽化しちゃっていた。

羽化したら友人に送ることになっていたので、早い分にはいいんだけどびっくりした。

春と思っていたので、蛹は小さいケースに保管したままだったので、ちょっとだけ翅が閉まり悪いかも…

少なくとも昨日は羽化していなかったけど、けっこう鱗粉が落ちて擦れ気味になってしまったのが残念。

せっかくなら、ピッカピカの素晴らしい芸術作品を撮影したかったけど。













来年以降、再度チャレンジしてみたい。

できれば 卵を見つけるか、♀を捕獲して採卵を目指す。



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