観察レポ =オオミズアオ=


22.6.5


自宅の反対側の階段付近に、オオミズアオの♀がいた。







やっぱり産んでたか…

こんな所に産んでも、幼虫は食樹へ辿り着けないよ。

これ以上ここで産んでもしょうがないし、♀は下へリリースして卵は回収しよう。







1個落っこちちゃって見つからない…

せっかくだから、3つの卵は観察していこう。





22.6.15


本日未明に遠征から帰ってきたが、今晩2つが孵化したようだ。

コナラの若い葉を入れておいた。

孵化から時間が経つと、なかなか食いつかないイメージがあるが…







予想通りというか、昼前から10回以上は葉っぱへ移動させるんだけど食いつかない。

もう一個の卵も孵化し、こちらはすんなり食いついている。

1つでもいいかと、夜食わない2個体を近くのクヌギへリリースしてきた。

団地の4階に産卵し、そのままにしていても全滅していたはずなので

僅かでも生存できるチャンスを与えたって考えでいいかなと。


画像は食いついている子。








22.6.21


二週続けての遠征で、本日未明に帰宅すると2齢になっていた。








22.6.24


未明に撮影。

昨日の昼からジッとしている。

脱皮間近かな?








22.6.25


昨晩まではそのままの態勢でいたが、本日3齢に脱皮したのを確認。








22.6.29


頭の殻が落ちているので、4日で4齢に脱皮したようだ。

3齢の姿をもう一枚撮っておけばよかったかな…








22.7.5


異常な暑さのせいか、あまり食欲はないように感じるが、それなりに大きくなってきた。

とりあえずは順調にきてるかな?








22.7.12


オオミズアオは何回かやっているせいか、ちょっと更新をサボり気味で…

すでに終齢になっていて、バカみたいに食うようになっている。

今日からは特大VIPルームへ移動させた。








22.7.20


まだ幼虫をやっている。

でも、体はマックス状態でパンパンなので、そろそろ変化があるかもしれない。

とにかく食いまくっている。










22.7.29


これまでのオオミズアオ観察では、終齢になってから十日ほどで変化があったが

今回は二十日ほど経っても食いまくっていた。

一昨日くらいから食が細くなってきて、昨晩からは繭作りを始めた。

そっとしておいたけど、ある程度形が出来上がったので、取り出して別所にて管理する。








22.7.31


繭作りはほぼ完成したようだ。

あとは、羽化までそっとしておく。








22.9.10


過去の観察では、繭作りから一ヶ月で羽化した。

しかし、出てきたのはかなり小さい成虫だった。

だから早く羽化したのかも。

今回は幼虫が大きくなったので、平均サイズになるだろうか?

そういう影響もあるのか、一ヶ月と二週ほど経過したけどまだ出てこない。

そろそろ羽化すると思っているんだけど、まさか越冬するってこともある?

真冬に羽化しちゃったこともあったな…


午後、軽く霧吹きをして数十分後、ガサガサガサっと動いた。

生存していることは間違いない。

画像は、繭で前回と全く変わらないので撮りませんでした。





22.11.3


7月末に繭を作り、現在まで出てこないので、羽化は来春になるものと思われる。

オオミズアオ12の時は、まさかの1月に羽化なんてこともあったので

もしかしたらそういう異常事態が起こるかもしれないけど。

無事ならば、3月下旬〜4月初め頃だと思うので、無事に冬を乗り切ってもらいたい。





23.3.30


今冬は、北側の通路に保管していたけど、無事に越冬できただろうか?

野外では、4月初旬に何度も目撃しているので、本日から室内管理に切り替える。

生きていれば4月半ばまでには羽化すると思われる。








23.4.26


野外ではすでに何度もオオミズアオを目撃している。

未だに変化がないということは、そういうことなのだろうか?

とりあえず、GW明けくらいまでは観察を続けていく。





23.6.13


GW明けを超えて今日まで見守ってきたが、『羽化できませんでした』の結論を出す。

採卵してから一年が経ったので、さすがにもう諦めないと。

野外ではもう夏型も姿を現してるし。

オオミズアオ18の時だって、同時期の卵で8月初旬に羽化してるもんね。

残念だけどしょうがない。



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