観察レポ =イボタガ=


22.4.12


昨年のイボタガ観察は、一つが羽化不全で一つが未だに出てこない。

おそらくもう羽化はないだろう。

ということで、もう一度リベンジするべく、散策仲間のなつさんの協力のもと

昨年卵をゲットした場所へ今年も行ってきた。


まず、産卵からだいぶ経っていて、あと2〜3日で出そうな卵5つが見つかった。

一応キープしておき、さらに探して行くと、産卵から3〜4日目くらいの卵を発見。

こちらも5つあったが、4つと1つで分かれていた。

先ほどの5つは飛ばされず孵化できるような感じでリリースして、こちらの4つをお持ち帰り。





昨年は結果が出なかったけど、今年は夜の管理や蛹化後の管理などを見つめ直して

今度こそ綺麗に羽化させられるよう頑張ってみたい。

夕方帰宅後、夕日を浴びて…








22.4.16


若干グレーっぽくなってきたかな?

孵化は4〜5日後と思われる。








22.4.22


遠征に出ていて、本日未明に帰宅した。

早めの孵化を阻止しようと外に置いていたが、4個体とも孵化していた。

食草を入れておいてよかった。

孵化して二日目って感じで、糞が結構落ちている。








22.4.23


一日半でけっこう大きくなった。

頭の感じから、明日くらいに2齢になりそうな雰囲気。








22.4.26


少し大きくなった。

突起が長くなっているので、2齢になっているようだ。








22.4.29


1個体は3齢になっているっぽい。

食いが旺盛なので、2個体ずつに分けた。








22.4.30


3個体は3齢になっている。

過去の観察画像を見ると、4齢っぽい風貌なんだけど…

もしかしたら4齢になってるのかも。








22.5.4


前回とあまり変化はない。

現状では、まだガツガツ食ってる感じではない。

もう少ししたら、個別管理に移行しようか。








22.5.7


急にがっつり食うようになった。

5日から個別管理にしている。

大きさ的に、もう4齢のようだ。








22.5.8


1個体が終齢になった。

4齢ですでに食いまくってるので、これからのエサの管理が大変だ。








22.5.11


イボタガ21と比較して、成長過程はおそらく一日しかズレていない。

おそらくというのは、今年の孵化日が遠征のため暫定であるため。

たぶん合ってると思うけど。

ということは、今年は外で管理しているけど、夜の低温はあまり関係ない?

肌寒い夜がけっこうあり、室温とは10度ほどの差があった日も数日あったけど。


ちなみに、イボタガ20は4齢を確保してもらったけど、その時の終齢になった日は23日。

早期産卵と終盤産卵が判らないので一概には言えないけど、半月の差が出てきている。

現地ではイボタで我が家ではヒイラギを与えているので、そこも影響があるかも。


ついでに言うと、イボタガ12の時は、25日で終齢になったんだっけ。

その時は、産卵が4月下旬と遅かったんだけど。


さて、今日現在の状況は、終齢2、4齢2。

4齢は共に脱皮態勢に入っている。

これからは終齢ばかりの撮影になるので、4齢を一枚撮っておこう。








22.5.14


4齢は翌日脱皮した。

もうね、バッカじゃねーの?ってくらいに食いまくっている。

柔らかめの葉をチョイスしているとはいっても、ヒイラギの葉を一日で10枚ちょっと食う。

一日二回補充している。








22.5.16


一番大きな個体が色づいた。

葉を食べずに歩き回っているので土を用意した。










22.5.21


今後のために記述しておくと、土だと全く潜らない。

オガコに変更して、窪みをつけて上からオガコをかけてやるとそのうち潜る。

自然下では土中ではなく、溜まった落ち葉の下なんかに入っていくんじゃないかな?


16日から毎日1個体ずつ変色してオガコに潜った。

今晩見てみると、2個体が蛹になっていた。

17日に潜ったのはすでに黒い蛹になっていた。

画像は16日に潜った個体で、ちょっと前に蛹化した感じ。

一番大きい個体だったので、蛹化が遅れたのは♀だからかな?

見づらい画像ですみません…








22.5.28


4個体全てが無事に蛹化している。

今年は取り出さずに、全個体このままにしておく。








22.11.3


↑では取り出さないと書いたけど、やっぱり心配ではある。

4ついるので、2つは確認も込みで掘り起こそうかと検討中。

カビが一番怖いので、加湿は数えるくらいしかしていない。

ん〜、掘り起こすかもうちょっと考えてみる。





22.11.5


満を持して…

ほぼ加湿していないので、めっちゃ乾燥しきっている。

イボタガは乾燥に強いと聞いているけど、心配は心配だ。

だって、5ヶ月いじらずそのままにしていたから…


4つあるので、2つだけ取り出して確認しようと決断。

結果、2つとも重みを感じるので、おそらく生存していると思われる。

少しマットを湿らせて、指で穴を作って戻しておいた。

残り2つはもう何もせず、春までそのままにしておく。

昨年の羽化不全は、掴まる場所がなかったのが原因と思われるので

簡易的に足場を作っておいた。








23.4.12


卵を確保してからちょうど一年の今日、未だ羽化してこない。

飼育下では早めに羽化するのが普通なので、正直厳しいと言わざるを得ない。

本日、全ての蛹を取り出してみた。

一つ以外はそれなりに重みは感じられるけど…

今月いっぱいはこの状態で様子見してみる。








23.4.19


残念ながら、羽化はしなさそうだ。

一応、今月いっぱいは見守ってみるけどダメだろう。

さすがに乾燥させすぎたのが原因かな…

越冬管理方法を見直さないと。


今年も卵探しに出かけたが、見つからなかったので一年お休みになりそう。


 
※ 20日に確保した♀が産んだのでイボタガ23にて再々チャレンジします



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